飲食店舗を上手に借りる方法
前回、「軽飲食」と「重飲食」の違い という内容で書きました。
重飲食が出来る店舗というのは限られてきます。
重飲食がNGな理由は前回書いたように、煙や匂い、騒音などによる住民や近隣とのトラブル、そして油等による建物の劣化などのリスクが考えられる。
それとそもそも重飲食に対応できるだけのスペックが建物側にない場合も考えられます。
また同じビルにクリニックなどの医療関係や学校関係、オフィスなどが入っている場合、重飲食(特に居酒屋など)は入れない場合もございます。
ですので重飲食でテナント物件を探す場合は、建物の設備や構造上、自分がやりたい飲食店が対応可能かどうか調べる必要がありますし、自分がやりたい飲食店でオーナーや管理会社が了承してくれるかも確認しなければいけません。
それだけでもハードルは高くなるのです。
自分のお店にどんな設備が必要なのか?!
自分がやりたいお店にどんな設備が必要なのかを、事前に調べたり確認をしたりすることをお勧めします。重飲食店なら・・・
※火力や電気容量はどの程度必要か?
※給水・排水管の大きさは?
※排気ダクトの大きさは?
※グリスフィルタやアクアフィルタは必要か?
※電気トリートメントシステムを入れた方がよいか?
※グリストラップはどのくらいの大きさが必要か?
※排水管の定期清掃を専門業者に依頼する必要があるか?
などなど。調べないといけないことは多々あります。
物件により設備関係は変わってきますので、気になる物件が見つかったら、内装業者やリフォーム業者さんと現地の設備を確認してください。
飲食店舗を上手に借りる為には
重飲食の場合、上記のように「オーナーさんが許可してくれるか」と「建物の構造や設備上、出来るかどうか」が大きなポイントなります。
ですので事前にリフォーム業者さんと現地をよく確認し、例えば「匂い」や「煙」が心配なら出来る限り匂いや煙を出さないようにダクトを屋上に上げるとか、匂いを軽減するフィルターを付けるなどの対策が必要ですし、「騒音」が問題になりそうなら、営業の終了時間を少し早く終わらせるとか、音が外に響かないように内装工事で工夫をするなどの対策が必要となります。そういう事をオーナーさんや管理会社に詳しく説明をする事によって、オーナーさんも安心され、重飲食が難しい物件でも許可してくれる場合があるのです。
以前、重飲食は不可と言われていた物件があって、でもお客様はどうしてもそこで飲食店を開きたかった。そのお客様は私と2人でオーナーさんに会いに行き、絶対に迷惑を掛けない事と、自分の商売に対する熱意を伝えたところ、オーナーさんも「それならば!」と快くご承諾して頂いたこともあります。
ですので飲食店をお探しの方、やり方はいろいろとありますので、諦めずに一度ご相談下さい。
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