『オフィスビルの屋上を入居者向けに開放するメリット』
オフィスビル経営では、各フロアの部屋を事務所として貸し出すだけでなく、屋上を共用スペースとして提供することもできます。
では、オフィスビルの屋上を入居者向けに開放することには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
具体的に解説しますので、興味がある方はぜひご覧ください。
入居者同士が交流する場になる
オフィスビルの屋上を入居者向けに開放すれば、当然そのスペースは入居者同士が交流する場にもなります。
オフィスビルに入る企業は、別のフロアの企業とそれほど交流する機会がありません。
特に、まったく業種の異なる企業同士は、一切接点が生まれないことも多いです。
このコミュニケーション不足が、時には入居者同士のトラブルに繋がってしまうこともあります。
ただ、屋上を共有スペースとして提供すれば、各入居者が挨拶や世間話などをする空間となりますし、それがトラブル防止、ひいてはオーナーの負担軽減にも繋がります。
入居者の満足度をアップさせられる
オフィスビルの屋上を開放することで、入居者の満足度をアップさせられる可能性もあります。
先ほど解説したように、屋上はコミュニケーションを取る場として重宝されますし、イスとベンチなどを設置すれば、開放的なランチスペースとして使ってもらうこともできます。
これは、普段あわただしい入居者にとって、非常に魅力的と言えるでしょう。
また、入居者の満足度がアップすれば、必然的に長い期間入居してもらえる可能性も高くなり、オーナーは安定した収入を継続的に得られます。
賃料を高めに設定できる
オフィスビルの屋上を入居者向けに開放すれば、賃料も高めに設定できます。
オフィスビルの中には、屋上を利用できないところも当然あります。
つまり、屋上が開放されていることで付加価値が増え、なおかつ他のビルとの差別化に繋がるということです。
そのため、その分他の条件が似たオフィスビルより、少し賃料を高く設定しても、ある程度入居者は集まるでしょう。
もちろん、あまりも相場とかけ離れた金額にするのは好ましくありませんが、利益拡大のチャンスが生まれるというだけでも、屋上を開放する価値は十分にあると言えます。
まとめ
ここまで、オフィスビルの屋上を入居者向けに開放するメリットを見てきました。
リフォームや間仕切りによって、貸し出せる入居者の数を増やしたり、設備を充実させたりすることも、オフィスビル経営における収入アップ戦略です。
ただ、とにかく手っ取り早く差別化を図りたいという場合は、費用をそれほどかけずに実行できる屋上の開放から着手してみても良いでしょう。
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