『テナントビルの屋外広告物設置を許可することのメリット』
“屋外広告物”とは、公衆に表示される屋外の広告の総称をいいます。
基本的には、入居者側がオーナーの同意を得た上で、各自治体の条例に従い、許可申請を行って設置します。
では、テナントビルの屋外広告物設置をオーナーが許可することには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
安定した賃料収入が得られる
テナントビルの屋外広告物設置をオーナーが許可することで、入居者である店舗等はターゲットを絞ることができます。
これは、入居者側のメリットであり、特に通行人が多いエリアのテナントビルに屋外広告物を設置すれば、その効果はアップします。
もちろん、入居者側がターゲットを絞ることができれば、売上は安定しますし、オーナーは長期間安定した賃料収入を得られる可能性が高くなります。
ビルの存在を入居希望者に認知してもらえる
オーナーがテナントビルの屋外広告物設置を許可すれば、当然ビル自体が目立つことにもなります。
わかりやすい例でいうと、大阪・道頓堀にある“グリコ”の看板などは、街のシンボルのような役割も果たしていて、オーナーは自身の所有するビルを目立たせることで、多くの入居希望者に存在を認知してもらえます。
また、これは入居希望者が集まりやすくなることにも繋がりますし、そのエリアのシンボルとしての付加価値があることで、賃料設定をアップさせられる可能性もあります。
屋外広告物の設置許可をする際の注意点
入居者側がテナントビルに設置した屋外広告物に関しては、オーナーが責任を負うケースもあるため、これに関しては注意が必要です。
例えば、老朽化した外壁看板が落下し、通行人がケガを負ってしまった場合、オーナーが入居者に貸し出す看板枠等の設置が適法にされていなければ、その責任はオーナーが負わなければいけません。
よって、定期的に屋外広告物の安全点検は実施しなければいけません。
例えば、ポール看板に関しては、支柱のサビや看板の傾きがないかどうか、袖看板については、ブラケット部のサビ、看板の傾きの有無などをチェックしましょう。
もちろん、これらをすべてオーナーが実施するのは負担が大きいですから、専門業者にもあわせて点検を行ってもらう必要があります。
まとめ
ここまで、テナントビルの屋外広告物設置を許可することのメリットを中心に解説してきました。
屋外広告物は、テナントビル入居者の集客力をアップさせるだけでなく、オーナーのビル経営においてもプラスになります。
ただ、老朽化や落下に伴う事故を起こさないためには、細心の注意を払わなければいけません。
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