『オフィスビルのサブリース会社はどうやって選ぶべき?』
サブリースは、所有するビルを事業者に一括借り上げしてもらうことで、空室リスクを回避し、賃料収入を確保できる制度です。
サブリース会社がビル管理をしてくれるため、オーナー自身が賃貸経営に関する知識を多く持つ必要もありません。
では、オフィスビルのサブリース会社は、どのようにして選ぶべきなのでしょうか?
実績
オフィスビルのサブリース会社を選ぶにあたって、まずチェックしたいのは“実績”です。
具体的には、これまで管理を担当してきたオフィスビルの棟数をチェックしましょう。
また、実際の管理状況が確認できるよう、個別のビル情報に関しても教えてもらうことをおすすめします。
財務内容
オフィスビルのサブリース会社を選ぶ際は、“財務内容”のチェックも欠かせません。
サブリースは、空室リスクの回避、賃料収入の確保に繋がる制度だと解説しましたが、サブリース会社が倒産してしまうと、当然これらのメリットはなくなってしまいます。
つまり、安定した財務内容で経営を行っているサブリース会社に依頼しないと、オーナーの資産は保全できないということです。
入居者の審査方法
オフィスビルのサブリース会社を選ぶ際は、“入居者の審査方法”についてもチェックしておきましょう。
これは、安全かつ優良な入居者を見分けるノウハウがあるかどうかのチェックです。
もちろん、実際そのサブリース会社が管理するビルに赴き、反社会的な団体、他の入居者に迷惑を掛けそうな企業が入居していないかどうか、確認しておくことも大切です。
担当者の業務範囲、業務件数
“担当者の業務範囲”または“業務件数”も、オフィスビルのサブリース会社を選ぶ際にチェックしたいポイントの1つです。
これは、管理状況の判断基準になる要素であり、あまりにも1人の担当者における業務範囲、件数が多いと、安心してサブリースを依頼できません。
理由はもちろん、物理的に管理の手が回らなくなるからです。
また、サブリース会社における管理の手が回らなくなることは、当然入居者の不満を募らせ、退去者を出してしまうことにも繋がりかねません。
退去者が出ても、オーナーは賃料を確保できますが、これではサブリース会社が破綻するのも時間の問題でしょう。
まとめ
ここまで、オフィスビルのサブリース会社における選び方について解説しました。
サブリースは、前述の通り賃料保証が受けられるサービスですが、これはあくまで実績やノウハウのある事業者に依頼したときに言えることです。
サブリース会社の質が低いと、最悪の場合賃料が保証されないことも十分考えられるため、注意してください。
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