2016年07月22日
八王子良いとこ!お勧めブログ!
ラーメン一杯の原価と経費について
今日の内容は現役のラーメン屋さんは余り言いたがらない、ラーメン店の【数字の部分】の話です。
辞めてしまったからこそ書ける内容です。
【今後ラーメン店を起業する方の参考になると思い書く事にしました。】
ラーメン店を3年半やって来て、『ラーメン店は儲かるんでしょ』と言われる
事が時々あるのですが、決してそんな事はありません、頭を悩ませるのは原価率の高さです。
昔はそれほど原価が高くなかったそうですが、今はかなり高いと思います。
3年半の間でさえ原価が高騰していましたから。
【ラーメン一杯700円】これを基準に原価と経費について説明したいと思います。
【麺62円】麺だけで原価率10%近い
【醤油タレ10円】
【焼豚50円】焼豚麺は『実は』サービス商品
【スープ50円】
【海苔20円】
【香味油5円】
【ほうれん草20円】
【味付け卵(半分)20円】
【原価合計237円(33.9%)】
【粗利(粗利率)】463円(66.1%)
ここから固定費として
家賃、光熱費、ゴミ収集、会計事務手数料、人件費、その他雑費、税が引かれます。
経営を円滑にする為には固定費率を如何に少なくするかが重要です。
上記の原価は【変動費】です。固定費は売上に関係なく一定の額掛かる経費の事です。
売上を上げる事で固定費率を下げる事ができます。
西八王子店の場合は、月間100万円以上売れば、利益を出す事ができました。
100万円売上の場合
ラーメン【1428杯】
1日当たり【57杯】
1時間当たり【5.7杯】
チェーン店で働いている方からすれば少なく感じるかもしれませんが、
個人店で常にこの数値を超えるのは結構大変でした。
逆に言えば100杯以上をコンスタントに売る事が出来れば、かなりの利益を出す事ができるという事です。
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