『床にワックス加工が施されている賃貸物件の注意点について』
賃貸物件の中には、すでに床にワックス加工が施されているところもあります。
床のワックス加工には、さまざまなメリットがありますが、注意点を考慮せずにそのような賃貸物件を契約してしまうと、思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。
では、具体的にどのようなところに注意すべきなのでしょうか?
床にワックス加工が施されている賃貸物件の注意点①キッチン周りは跡が残りやすい
床に施されているワックスの多くは、耐水性や耐油性に優れていません。
特に、アルカリ性の洗剤、シンナーなどの溶剤にとても弱いです。
また、水道水であったとしても、床にこぼれたまま放置していると、白く変色してしまうケースがあるため、注意が必要です。
つまり、水や洗剤などをよく使用する、キッチン周りの床にワックス加工が施されている賃貸物件は、床に跡が残りやすいということです。
床にワックス加工が施されている賃貸物件の注意点②劣化すると見た目が悪くなる
ワックスは、時間の経過や摩擦などによって、少しずつ光沢を失っていきます。
そのため、常に光沢が出ている状態を保つには、定期的にワックスをかけ直さなければいけません。
もちろん、入居者がワックスがけの費用を負担する必要はありませんが、ずっと放置していると、入居時よりもかなりみすぼらしい見た目になってしまう可能性はあります。
また、オーナーに依頼し、ワックスのかけ直しができたとしても、そのとき床の汚れが落ち切っていない場合、ワックスの層に汚れが入り込んでしまい、汚れが目立ったままの状態になります。
床にワックス加工が施されている賃貸物件のメリットは?
床にワックス加工が施されている賃貸物件には、もちろんメリットもあります。
ワックス加工がされている床は、床材表面に樹脂の膜ができているため、キズに強いですし、床にツヤが出ることによって、日光や電気の光をキレイに反射し、部屋全体が明るくなったように感じられます。
また、ワックス加工がされていない床の場合、表面のデコボコに汚れが入り込み、掃除がしにくいこともありますが、ワックス加工が施された床は表面にデコボコがないため、比較的掃除の負担は軽減されます。
まとめ
ここまで、床にワックス加工が施されている賃貸物件の注意点を解説しました。
最初からワックス加工が施されている賃貸物件は決して少なくないため、内見を行う際は必ずチェックしておきましょう。
また、キッチン周りの床にワックス加工がされている場合は、なるべく水や洗剤などをこぼさないようにしなければいけないことも、留意した上で契約しましょう。
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