『メゾネット物件を借りる際の注意点について解説します!』
賃貸物件の中には、室内が2層階もしくはそれ以上に分かれている“メゾネット物件”というものが存在します。
では、そんなメゾネット物件を借りる際の注意点には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか?
詳しく解説しますので、入居後のトラブルを発生させないためにもぜひ参考にしてください。
メゾネット物件を借りる際の注意点①有効面積が狭くなりがち
メゾネット物件は有効面積が狭くなりがちなため、借りる際は注意が必要です。
有効面積とは、集合住宅の場合、建物の延べ面積から共用部分を除いた部分、つまり居室として使用する部分のことを言います。
なぜ有効面積が狭くなりがちなのかと言うと、メゾネット物件は、室内に階段が設けられているためです。
2層階もしくはそれ以上に分かれているとはいえ、階段を設けるスペースを確保しなければいけない分、どうしても有効面積が減ってしまうということです。
メゾネット物件を借りる際の注意点②家事動線が長くなりがち
メゾネット物件は、その性質上、通常の物件よりも家事動線が長くなりがちなため、借りる際はその点についても注意しましょう。
例えば、ベランダに洗濯物を干す場合、通常の賃貸物件であれば、そこまで家事動線は長くなりません。
ただ、メゾネット物件では、2層階に分かれた上部分にベランダ、下部分に洗濯機がある場合などが考えられるため、その場合は家事動線が長くなりますし、階段の上り下りをしなければいけないという、通常の賃貸物件にはない負担も生まれます。
メゾネット物件を借りる際の注意点③エアコンの効率が悪くなりがち
メゾネット物件は、エアコンの効率が悪くなりがちです。
冷気とは、下に溜まるものであり、1台しかエアコンがないメゾネット物件で冷房を付けると、どうしても2階部分が少し暑くなってしまいます。
逆に、暖房を付ける場合は、どうしても1階部分が少し寒くなってしまうでしょう。
エアコンを2台設置できれば、この問題は解決しますが、もしそうするのであれば、エアコンを追加で購入するための費用が必要になりますし、設置する際にはオーナーの許可を得なければいけません。
まとめ
ここまで、メゾネット物件を借りる際の注意点について解説してきました。
メゾネット物件は、集合住宅ながら一戸建てのような開放感を得ることができるため、憧れているという方も多いでしょう。
ただ、憧れだけで安易に賃貸してしまうと、後々さまざまなトラブルが発生する可能性もあるため、あらかじめ注意点を押さえた上で、賃貸契約を結ぶかどうか判断してください。
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