『賃貸物件の入居、退去時にトラブルを起こさないために…』
賃貸物件への入居時にトラブルが起こると、新生活の出鼻をくじかれてしまいます。
また、退去時にトラブルが起こると、後味の悪い退去になってしまう可能性があります。
今回は、賃貸物件の入居、退去時にトラブルを起こさないために、あらゆるケースへの対応方法を皆さんにお教えしたいと思います。
賃貸物件の入居、退去時のトラブルへの対応方法①同じ部屋の新規契約について
Q.自分が住むマンションにおいて、2年ほど前から、他の部屋の入居者が自分の部屋よりも安い家賃で募集されています。
更新時に家賃の値下げ交渉をしようと考えているのですが、オーナーが家賃の値下げに応じてくれなかった場合、更新ではなく、同じ部屋を新規契約して、家賃を安くしてもらおうと考えています。
それは可能でしょうか?
A.特段問題はないかと思われます。
ただ、新規契約をするのであれば、再度敷金や仲介手数料等を支払わなければいけなくなる可能性があります。余計な出費が増える事が多いです。
したがって、他の部屋の家賃が安いことを交渉材料に、オーナーが応じてくれるまで、粘り強く家賃の値下げ交渉をする方が賢明だと言えます。
賃貸物件の入居、退去時のトラブルへの対応方法②保証人の収入について
Q.賃貸物件への引っ越しを考えています。
ただ、家族で保証人を依頼できるのが母親しかおらず、母親の年収は200万円程度です。私は契約社員で年収300万円程度、希望する物件の家賃は5~6万円です。
このとき、自分より年収が低い母を保証人することはできますか?
A.保証人を認めるかどうかは、あくまでオーナーの判断のため、一概には言えません。
ただ、一般的に考えれば、自分より年収が低い保証人だけでは、認めてもらえない可能性が高いです。
遠方に住んでいる方でもいいので、もう1人保証人になってもらえば、認めてもらえる可能性は高いでしょう。
もしくは保証会社を利用する事をお薦め致します。
賃貸物件の入居、退去時のトラブルへの対応方法③連名契約の場合の退去について
Q.3人でシェアハウスをしていますが、私1人だけ退去しようと考えています。
ただ、連名契約のため、3人とも退去するか、全員住み続けるしかないとオーナーに言われてしまいました。
こんなとき、どうすればいいですか?
A.連名契約なのであれば、契約上、1人だけ退去するのは難しいでしょう。
シェアハウスを始める前に、このようなトラブルがあることは想定しておかなければいけません。
まとめ
ここまで、賃貸物件の入居、退去時のトラブルへの対応方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
賃貸物件の入居、退去時に起こるトラブルには、対処しきれるものと、対処しきれないものがあります。
そのため、トラブルに対処するための知識だけでなく、トラブルを未然に防ぐための工夫についても、心得ておく必要があると言えるでしょう。
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