『不動産業者が鍵の引渡しに関して注意するポイントとは?』
不動産業者は、賃貸物件における新たな入居者に対して、部屋の鍵の引渡しを行います。
ただ、不動産業者が入居者に鍵を引き渡す際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
具体的に、どんなところに注意すべきなのかを解説しましょう。
これから新たな入居者を迎え入れるという不動産業者の方は、ぜひ参考にしてください。
不動産業者が鍵の引渡しに関して注意するポイント①引き渡し日を間違えない
不動産業者が鍵の引渡し日を間違えるというケースは、決して少なくありません。
入居日当日になっても鍵が引き渡されていないと、入居者は当然部屋に入ることができなくなるため、注意が必要です。
賃貸物件の鍵は、基本的に敷金や保証金、仲介手数料や前家賃などの入金を確認次第、入居者に引き渡します。
したがって、“入居日までに引き渡せばいい”と考えず、必ず前もって引き渡す日付、引き渡すための条件を決定しておくべきです。
不動産業者が鍵の引渡しに関して注意するポイント②鍵は2本引き渡す
不動産業者は入居者に対して、原則鍵を2本引き渡します。
1本は普段用、もう1つは予備の鍵です。
1本しか引き渡していない場合、入居者が鍵を紛失したときに困るため、注意が必要です。
ちなみに、単身者用の1K物件などで、1本しか鍵の引渡しを行わない場合は、入居者から正当な理由での申し入れがあったとき、合鍵の作製を許可するべきです。
不動産業者が鍵の引渡しに関して注意するポイント③鍵を交換する
これは正確には、鍵の“引渡し”に関する注意点ではありませんが、不動産業者は新たな入居者が入居するタイミング、つまり入居者が変わるタイミングで、その部屋の鍵を交換しましょう。
近年、セキュリティ性を重視して賃貸物件を選ぶという方は、非常に多いです。
特に若い単身者の女性などは、入居時の鍵交換がされているのかどうかをとても気にします。
鍵を交換するための費用は、大体10,000~20,000円前後だと言われています。
これを徹底するだけで、セキュリティ性を重視した入居者が集まりやすくなると考えると、決して大きな出費ではないと言えるでしょう。
入居者の安全を守るためにも、ぜひ検討してください。
まとめ
ここまで、不動産業者が鍵の引渡しに関して注意するポイントを解説してきましたが、いかがでしたか?
鍵の引渡し日を間違える、予備の鍵を渡し忘れる、鍵を交換しないといった行動は、入居者とのトラブルに発展する可能性が非常に高いです。
特に、入居日当日になっても鍵を引き渡していないという状況は、ほぼ確実にトラブルに発展するため、絶対に避けなければいけません。
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