『賃貸物件の“入居日”に関する疑問にお答えします!』
賃貸物件の契約では、“入居日”というものが定められます。
ただ初めて賃貸物件に住むという方は、入居日の意味、入居日が決定するタイミングなど、わからない点も多いかと思います。
したがって今回は、賃貸物件の入居日に関するさまざまな疑問にお答えしたいと思います。
そもそも“入居日”って何?
賃貸物件における“入居日”とは、“入居が可能になる日”、もしくは“賃料が発生し始める日”のことを言います。
どちらもほとんど同じ意味ではありますが、不動産会社の間では、主に後者の意味で使われることが多い言葉です。
賃貸物件の契約では、必ず契約期間を決定しますが、その契約期間を決定するためには、契約期間の初日となる入居日を決定する必要があります。
賃貸物件の入居日はどのタイミングで決定する?
先ほど触れたように、入居日が明確でないと契約期間を決定できないため、入居日が決定するのは賃貸借契約書の作成前ということになります。
具体的には、賃貸物件の申し込みを行い、審査に通過したタイミングで、不動産会社から希望の入居日を聞かれることが多いです。
そして不動産会社は、このとき入居者から聞いた希望の日付をしっかり考慮してくれます。
ただ、入居者がなかなか希望を伝えずにいると、不動産会社の判断によって入居日が決定することになるため、入居者は注意しましょう。
賃貸物件の入居日に関する注意点は?
先ほど、入居者は不動産会社に対して、希望の入居日を伝えられるという話をしました。
また、このとき伝える希望の入居日は、入居者にとって非常に重要です。
なぜかと言うと、まだ現在住んでいる物件から退去していない場合で、すぐ入居日が来てしまうと、賃料の二重払いをしなければいけない可能性があるためです。
賃貸物件の契約には、“解約予告期間”というものが存在し、基本的には退去する旨を伝えてから、1ヶ月は賃料がかかり続けます。
したがって、まだ現在の物件で退去の旨を伝えていない状態で、新しい賃貸物件の入居日が2週間後などに決定してしまうと、約2週間は前の物件、新しい物件両方の賃料を払うことになってしまうため、注意が必要です。
まとめ
ここまで、賃貸物件の入居日における疑問にお答えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
賃貸物件の入居、または退去の際、トラブルが起こらないようにするためには、退去日との兼ね合いを考慮して、適切な希望の入居日を伝える必要があります。
したがって、とにかく早く新しい物件に入居したいという場合でも、1度冷静になって考えるように心掛けましょう。
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