『入居後に起こったオーナーや近隣住民とのトラブルについて』
賃貸物件に入居する際、何のトラブルもなく契約できたとしても、入居後にオーナーや近隣住民との間でトラブルが発生する可能性はあります。
したがって、今回は実際入居後に起こったオーナー、近隣住民とのトラブルについて、Q&A形式で皆さんに解説したいと思います。
入居後に起こったオーナーや近隣住民とのトラブル①物件の工事について
Q.賃貸物件のオーナーから、“来週、部屋の防音工事を行います”という連絡が来ました。
また、こちらに何の相談もなく、次の週の夕方に施工業者が訪れ、“これから室内の防音工事を開始します”と言われました。
断りきれなかったため、今回は応じましたが、これは何らかの契約違反ではないでしょうか?
A.基本的に、オーナーや施工業者などが、緊急時以外に許可なく室内に立ち入ることはできません。
また、これがもし室内ではなく、共用部分の工事であったとしても、時間を明確に伝えないというのは非常識です。
もし、防音工事の騒音などにより、入居を継続できないような状況であるのなら、オーナーに対して一定額の賠償を請求することは可能かと思います。
入居後に起こったオーナーや近隣住民とのトラブル②近隣住民の迷惑行為について
Q.同じ賃貸物件に住む住人に、自分のポストに入っているチラシを、毎回私の自転車のカゴに捨てる方がいます。
このままエスカレートして、他のゴミを捨てられるようなことになっては困ります。
この場合、不動産会社に連絡すれば対処してもらえるのでしょうか?
A.不動産会社の対応にも限界があるため、この場合は自身でカゴにネットを付けたり、自転車の場所を移動したりして対処するようにしましょう。
また、不動産会社だけでなく、オーナーにも直接相談し、具体的な対策方法を提案することもおすすめします。
入居後に起こったオーナーや近隣住民とのトラブル③女性専用マンションについて
Q.女性専用マンションに入居しているのですが、どうやら隣の住人が、男性と同棲しているようです。
それが嫌で引っ越ししようと思うのですが、この場合の引っ越し費用は請求できるのでしょうか?
A.女性専用マンションとして契約したにも関わらず、男性が住んでいるという場合、オーナー側の契約違反となる可能性があります。
したがって、引っ越し費用はオーナーに請求出来るかもしれません。
まとめ
ここまで、入居後に起こったオーナーや近隣住民とのトラブルについて、Q&A形式で解説してきました。
このように、賃貸物件に入居すると、入居者自身では解決できないようなさまざまなトラブルに直面します。
もちろん、何のトラブルもなく生活し続けている方もいますが、そのような方はごく稀です。
したがって、いつ自分の身にトラブルが降りかかっても対処できるように、豊富な知識を身に付けておきましょう。
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