『賃貸借契約書に関する疑問についてお答えします!』
賃貸借契約書は、賃貸物件における貸主と借主を繋ぐ重要な書類です。
したがって賃貸借契約書に関する疑問については、実際に契約を結ぶ前に、しっかり自分の中で解決しておくことをおすすめします。
今回は、中でも多くの方が賃貸借契約書に関して疑問に思っていることについて解説します。
賃貸借契約書に関する疑問①紛失した場合はどう対処すればいいのか?
賃貸物件で生活している間に、もし賃貸借契約書を失くしてしまったとしても、焦って対処する必要はありません。
なぜかと言うと、退去時に賃貸借契約書の返却を求められたり、失くしたことによって契約違反になったりすることはないためです。
しかし賃貸借契約書を失くしてしまうと、契約内容をチェックすることができなくなるため、注意が必要です。
例えば、退去時に支払う原状回復費の負担など、重要な契約内容がチェックできない場合、トラブルに発展してしまう可能性もあります。
したがって、なるべくトラブルを避けたいという方は、失くしたことに気付いた時点で、貸主や不動産仲介業者に対してコピーをもらえないか相談することをおすすめします。
賃貸借契約書に関する疑問②賃貸借契約書はどのタイミングで受け取れるのか?
賃貸借契約書は、賃貸物件に入居するタイミングで必ず受け取れると考えている方が多いですが、必ずしもそうとは限りません。
賃貸借契約書は、一般的に借主と連帯保証人、不動産仲介業者と貸主の署名捺印がすべて揃って初めて作成されます。
したがって、借主が入居するギリギリまで署名捺印をしなかった場合、入居するタイミングでは受け取れない可能性があるのです。
また賃貸物件に入居して数ヶ月経ってもまだ受け取っていないという場合は、何か問題が発生している可能性が高いため、早急に不動産仲介業者に受け取っていない旨を伝えましょう。
賃貸借契約書に関する疑問③重要事項説明書とは何が違うのか?
賃貸物件に入居する際の重要な書類に、“重要事項説明書”というものがあります。
重要事項説明書は、不動産仲介業者が“あなた(借主)が借りる物件はこのような物件で、このような条件になっています”ということを説明するためにあるものです。
一方賃貸借契約書は、賃貸契約におけるルールなどについて記載された書類のため、この2つの書類の内容はまったく異なります。
まとめ
賃貸借契約書に関する疑問について解説しましたが、理解していただけたでしょうか?
初めて賃貸物件を借りる方は、他にも賃貸借契約書に関するさまざまな疑問を抱くことになるでしょう。
ただその疑問をそのままにせず、その場ですぐに解決するように心掛ければ、トラブルを起こすことなく、賃貸借契約を進めていくことができます。
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