『賃貸借契約におけるトラブル事例~こんなときどうする?~』
賃貸借契約において起こり得るトラブルは、数えきれないほどあります。
したがって、1つでも多くのトラブルに対応できるようにしておくことが大切です。
今回は、賃貸借契約において起こり得るトラブルを2つほど紹介しますので、これから賃貸借契約をする方、または現在賃貸物件に入居している方は参考にしてみてください。
賃貸借契約におけるトラブル事例①騒音が理由で契約を更新してもらえなかった
これは、ある賃貸借物件に入居するファミリーが体験したトラブルです。
こちらのファミリーには、まだ小さな子どもがいましたが、子どもが部屋を走る音、大きな笑い声や叫び声などについて、周辺住民から何度もクレームを入れられていました。
その後、賃貸借契約の更新時期を迎えましたが、上記のような騒音が理由で、不動産仲介業者から“契約を更新しない”という旨を伝えられてしまいました。
このようなことになった場合、借主はどう対処すればいいのでしょうか?
この場合、借主はまず賃貸借契約書の内容を確認しましょう。
そして賃貸借契約書における“契約解除”の条項において、騒音を出すことが、契約を更新しない理由に当てはまるかどうかをチェックします。
このとき当てはまっていなければ退去する必要はありませんが、今後のトラブルを防ぐために、子どもが出す騒音についての対策は取るべきでしょう。
賃貸借契約におけるトラブル事例②保証人が亡くなってしまった
これは、家族に保証人になってもらい、賃貸借契約を結んでいた方が体験したトラブルです。
こちらの方は、母親に保証人を務めてもらっていましたが、その母親が賃貸借契約の期間中に、病気で亡くなってしまいました。
この場合、どう対処するべきなのでしょうか?
このようなケースになった場合、まず借主は不動産仲介業者または貸主に対して、“保証人が亡くなった”という旨を伝えましょう。
今後契約を更新するときに、実は保証人がいない期間があったということになると、トラブルに発展する可能性があるためです。
また賃貸契約書において、“保証人が亡くなったとき、別の保証人を立てなければいけない”という記載がある場合、亡くなった旨を伝えるだけでなく、早急に別の保証人を用意しなければいけません。
まとめ
賃貸借契約において起こり得るトラブルについて紹介してきましたが、理解していただけたでしょうか?
上記のようなトラブルは、決して頻繁に起こるトラブルではありませんが、もし自分が当事者になったとき、対処の仕方を知っていないと正しく行動するのは難しいでしょう。
冒頭でも触れたように、賃貸借契約にはこのような細かいトラブルがまだまだあるため、少しでも知識を増やしておくことをおすすめします。
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