『ビルの取り壊しを行う際の一般的な流れを解説します!』
新しいビルを建築する前、あるいは所有地を更地にして売却する前には、ビルの取り壊しを行うことになります。
今回は、そんなビルの取り壊しを行う際の一般的な流れを解説します。
事前に取り壊しを行う際の流れを把握しておき、スムーズに建築や売却に繋げられるようにしてください。
ビルの取り壊しを行う際の一般的な流れ①業者の選定~調査まで
ビルの取り壊しを行う際は、まず取り壊しを依頼する業者を選定します。
必ず複数の業者を比較し、明らかに安い見積もりを出してくる業者には依頼しないようにしましょう。
明らかに見積もりが安い業者に依頼すると、後で費用を上乗せされる可能性が高くなるためです。
ビルの取り壊しを依頼する業者が決まったら、次は業者との現場立ち会いによって、取り壊しのスケジュールなどについて打ち合わせを行います。
その後、安全な取り壊しを行うために、業者によって事前調査が行われます。
この事前調査では、ビルのサイズや近隣の建物との距離、重機が入るスペースなどがチェックされます。
ビルの取り壊しを行う際の一般的な流れ②近隣への挨拶~届出まで
事前調査が終わった後は、いよいよ取り壊し工事に向けた準備が始まります。
まずは取り壊しを始める前に、業者の担当者とともに、近隣に挨拶をするのが一般的です。
ビルの取り壊しを行う場合、騒音や粉塵などで近隣に迷惑をかけることになるため、事前に挨拶をして理解してもらうことはとても大切です。
また取り壊し工事が始まる1週間前までに、配置図や工程表などの書類を提出する必要があります。
ただこれは、業者が書類の作成、提出を代行してくれるケースがほとんどです。
ビルの取り壊しを行う際の一般的な流れ③養生~整地まで
ビルの取り壊し工事が始まると、まず業者によって騒音や粉塵を減らすための養生が行われます。
養生が終わった後は、重機を使用して内装から取り壊していきます。
内装の取り壊しが終わると、躯体の取り壊しが行われます。
躯体の取り壊しは特に粉塵が出やすい作業のため、水を撒きながら行われるのが一般的です。
躯体や基礎の取り壊しが終わった後は、最終段階の整地に入ります。
売却時の取り壊しや、ビルの建て替えに伴う取り壊しであれば、丁寧に整地してもらう必要があります。
まとめ
ビルの取り壊しにおける一般的な流れを簡潔に解説しましたが、いかがでしたか?
ビルの取り壊しは、業者の選定から完了まで、約1~2ヶ月程度かかると考えておきましょう。
また周辺環境によって、中断する時間帯が多かったり、立地によって重機が使用できなかったりするため、半年近くの長期に及ぶ可能性があることも留意しておきましょう。
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