『オフィスビルにおける水害への対策について解説します』
オフィスビルには、時としてさまざまな災害による危険が迫ります。
その1つが、オフィスビルが浸水してしまう危険性のある水害です。
オフィスビルのオーナーは、水害に対してどんな対策を取っておくべきなのでしょうか?
水害の多い地域にオフィスビルを構えるオーナーは、特に参考にしてください。
オフィスビルで水害が発生するとどうなるのか?
代表的な災害には、九州や四国などが被害に遭いやすい台風が挙げられますが、近年は都市部においてよく発生する“ゲリラ豪雨”によって発生する水害も問題視されています。
ゲリラ豪雨が発生すると、排水が追いつかずにオフィスビルの1階部分が瞬く間に浸水してしまう可能性があります。
特に水捌けが悪い窪地などにあるオフィスビルは、なおさら水害によってダメージを受ける可能性が高くなります。
また、もしオフィスビルの1階部分に主要な設備が集中している場合、1度浸水しただけで、そのオフィスビルの機能は完全に停止してしまうことも考えられます。
したがって、オフィスビルにおいて水害への対策を取ることは、とても重要なリスクヘッジだと言えるでしょう。
オフィスビルにおける水害対策は?
オフィスビルのオーナーが取っておくべき水害への対策には、以下のことが挙げられます。
高台にオフィスビルを構える
オフィスビルを建設する際、またはオフィスビルを購入する際は、なるべく浸水しにくい高台の立地を選ぶことをおすすめします。
主要な設備を高層階に集中させる
先ほど解説したように、オフィスビルの1階部分にサーバなどの主要な設備が集中していると、1度の浸水で甚大なダメージを受けることになります。
したがってそのような主要な設備は、できるだけオフィスビルの高層階に集中させましょう。
そうすれば、もし1階部分が浸水してしまったとしても、オフィスビルが完全に機能しなくなるという状況は回避できます。
高機能シャッターを設置する
オフィスビルの1階部分に高機能のシャッターを設置すれば、もし水害が発生しても、オフィスビル内への浸水を防ぐことができます。
まとめ
オフィスビルにおける水害への対策について解説しました。
オフィスビルにおける災害への対策は、直接オーナーの利益に繋がるものではないため、どうしても後回しになりがちです。
ただ今回解説したように、浸水によってオフィスビルの機能が停止するかもしれないことを考えると、災害への対策は優先しなければいけない分野だと言えます。
また災害への対策を優先することで、入居者の安全や資産を守ることにも繋がります。
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