『テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す利点は?』
テナントを貸し出す場合、各階別々の企業または事業者に貸し出さないといけないわけではありません。
入居希望者がいるのであれば、複数のフロアを1つの企業に貸し出すこともできます。
ではテナントビルにおいて、複数のフロアを1つの企業に貸し出す利点には、果たしてどんなことが挙げられるでしょうか?
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す利点①空室が一気に埋まる
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す利点は、何と言っても空室が一気に埋まることです。
場合によっては、すべてのフロアを利用したいと考える企業もいるため、空室がなかなか埋まらないことに悩んでいたオーナーは、一気に悩みを解消できます。
また赤字経営が続いていたテナントビルであっても、数ヶ月で赤字を黒字に変えられる可能性があります。
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す利点②コミュニケーションにおける負担が減る
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す場合、オーナーは入居者とのコミュニケーションにおける負担を減らすことができます。
各階に別々の企業が入居している場合よりも、コミュニケーションを取る企業の数が少なくなるためです。
またテナントビルにおけるすべてのフロアを1つの企業に貸し出す場合、コミュニケーションを取るのは1つの企業だけで済みます。
また入居者の要望に応えるときも、オーナーは1つの企業の要望だけに応えればいいため、行動しやすくなります。
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す欠点は?
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す場合、退去時のダメージが大きくなるという欠点があります。
複数のフロアに1つの企業が入居してくれれば、一気に空室は埋まりますが、退去すれば一気に空室が増えることになるためです。
またテナントビルにおけるすべてのフロアを1つの企業に貸し出す場合、その企業との関係が悪化すると、かえってコミュニケーションにおける負担が増える可能性もあります。
したがって、複数のフロアを1つの企業に貸し出す場合は、良好な関係を築くように心掛け、できるだけ退去リスクを減らす工夫をしなければいけません。
まとめ
テナントビルで複数のフロアを1つの企業に貸し出す利点、そして欠点を解説しました。
複数のフロアを1つの企業に貸し出すことは、空室や赤字で苦しんでいるテナントビルにとって、一発逆転を狙える選択肢だと言えます。
ただ企業が退去したときのダメージが大きいため、ハイリスクハイリターンの方法であることは否めません。
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