『オフィスビルのオーナーがしてしまいがちな失敗について』
オフィスビルの経営における失敗にはさまざまなことがありますが、その中でもある程度パターン化されているものがあります。
パターン化されている失敗を押さえておくだけでも、オフィスビル経営には多少の安定感が生まれます。
今回は、オフィスビルのオーナーがしてしまいがちなパターン化された失敗について解説します。
オフィスビルのオーナーがしてしまいがちな失敗①負のスパイラルに陥る
オフィスビルのオーナーがしてしまいがちな失敗として、“負のスパイラルに陥る”というパターンがあります。
これは、築年数が長いオフィスビルにおいて起こるパターンです。
オフィスビル経営を続けることによって、もちろん少しずつ建物は老朽化していきます。
また建物が老朽化していけば、少しずつ退去する企業も増加することが考えられます。
オフィスにおける空室が増えてしまうと、オーナーは賃料を下げて入居者を募集しようと考えます。
ただそれでも空室が埋まらない場合、オーナーはさらなる賃料値下げを余儀なくされます。
この状況が長期間続くことが、負のスパイラルです。
1度負のスパイラルに入ってしまうと、オフィスビル経営で安定した収入を得ることは難しくなるため、注意が必要です。
老朽化に伴う退去者が増えてくる前に、大規模な修繕工事を行うことも視野に入れておきましょう。
オフィスビルのオーナーがしてしまいがちな失敗②設備やデザインに費用をかけすぎる
設備やデザインに費用をかけすぎるというのも、オフィスビルのオーナーがしてしまいがちな失敗の1つです。
最新設備が導入されていたり、近代的でオシャレなデザインが施されていたりするオフィスビルは、確かに入居者が集まりやすくなります。
ただオフィスビルの設備やデザインで魅力をアピールしすぎるあまり、賃料に関しては無頓着なオーナーもいます。
設備やデザインに費用をかけている場合、相場以上の賃料で貸し出さなければ黒字になる可能性は低いため、注意が必要です。
またたとえ魅力的なオフィスビルであっても、賃料が高ければなかなか空室は埋まらず、支出だけが膨らんでしまうことにもなります。
まとめ
オフィスビルの経営における失敗には、今回解説した例のようにパターン化されているものがあります。
これらの失敗で、オフィスビル経営を断念するオーナーも少なくありません。
中でも負のスパイラルに入ってしまうオーナーは多いため、長期間オフィスビル経営を継続したいのであれば、建物の維持にかかるコストを惜しまないようにしましょう。
逆に設備の導入やデザインに関しては、過度にコストを費やさないようにするべきです。
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