『オーナーはオフィスビル売却の際のポイントを知っておこう』
オフィスビルを経営するオーナーは、いずれ自身の所有するビルを売却することも考えておかなければいけません。
たとえ現在の経営状況が好調であっても、不況の波はいつ押し寄せるかわからないため、常に万が一のことに備えておくべきだと私は考えます。
今回は、オフィスビルを売却する際のポイントについて解説します。
オフィスビルを売却する際のポイント①相場をチェックする
オフィスビルを売却する際は、まず自身が所有するビルの価格相場がどれくらいなのかをチェックしましょう。
相場をチェックしないことには、どれくらいの価格で売却すべきかを判断できません。
もし自身の裁量で売却価格を決めてしまうと、相場と大きく乖離した価格になってしまい、なかなか売却できないという状況にもなりかねません。
ビルの価格相場を手軽にチェックしたいのであれば、不動産仲介業者のサイトを利用して、同じエリアで売り出されている同じ規模のオフィスビルの売却価格をチェックしましょう。
オフィスビルを売却する際のポイント②不動産仲介業者を慎重に選定する
オフィスビルを売却する際のもう1つのポイントは、不動産仲介業者を慎重に選定するということです。
不動産仲介業者を選定する際には、“一括査定サイト”を利用しないことをお勧めします。
一括査定サイトを利用することにより、1つ1つの不動産仲介業者に見積もりを出してもらう手間を省くことはできますが、正確な査定が出来ない可能性がある事と、やはり大切な資産なので、きちんと信頼の出来そうな不動産会社に査定を依頼することが重要です。
その為には数社、地元の不動産会社を訪問する必要が有ります。
“一括査定サイト”は、あくまでもご自身が売却するオフィスビルと同じ規模・価格帯のビルの売却実績がどれくらいあるのかなどを把握する為に使用する価値が有るかと考えます。
オフィスビルを売却する際のポイント③売却にかかるコストを把握する
オフィスビルを売却する際には、さまざまなコストが必要になります。
例えばオフィスビルを売却して利益が手に入れば、譲渡所得があったと判断されるため、“譲渡所得税”を支払わなければいけません。
また税金だけでなく、不動産仲介業者に依頼するための“仲介手数料”なども発生します。
したがって、“経営が苦しくなったら、オフィスビルを売却すれば大丈夫”と安易に考えるべきではありません。
さまざまなコストが差し引かれることで、オフィスビル売却によって得た利益はほとんど残らない場合もあるためです。
よって早め早めの決断が良い結果に繋がると考えます。
まとめ
オフィスビルを経営するオーナーに向けて、オフィスビルを売却する際のポイントについて解説しました。
冒頭でも言ったように、不況はいつ訪れるかわかりません。
現在は全く売却する必要がない場合でも、その先には売却が待っていることを忘れないでください。
また、すぐに売る必要が無くても、常にリスクヘッジに関する知識を持っておくことは、経営者として当然のことだと言えるでしょう。
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