『よくある店舗からの苦情への対応方法について』
テナントビルのオーナーは、ビルに入居している店舗から寄せられる苦情に対して、適切な対応をしなければいけません。
今回解説するのは、店舗から寄せられることが多い苦情への対応方法です。
できるだけ事を大きくしないためにも、テナントビルのオーナーは対応方法を把握しておきましょう。
よくある店舗からの苦情への対応方法①騒音に関する苦情
店舗から寄せられることが多い苦情の1つに、他の店舗の騒音に関する苦情が挙げられます。
他の店舗の騒音がひどいことによって、店舗の経営に影響を及ぼしている場合、テナントビルのオーナーに苦情が寄せられることはよくあります。
この場合、本来であれば店舗同士で話し合いをしてもらうのですが、店舗同士だとトラブルに発展する可能性が高くなるため、テナントビルのオーナーが間に入って対応するのが望ましいでしょう。
オーナーと入居者の契約では、他の店舗に悪影響を及ぼす行為は禁止されています。
したがってオーナーは、騒音を出している店舗にまずその旨を伝えるようにしましょう。
それでも店舗に改善が見られなかったり、脅迫されたりした場合は、警察や簡易裁判所に出向いて法的な手段を取ることをおすすめします。
よくある店舗からの苦情への対応方法②臭いに関する苦情
店舗から寄せられることが多い苦情として、他の店舗の臭いに関する苦情も挙げられます。
焼肉屋や中華料理屋などの飲食店から出た臭いが、他の店舗やテナントビル全体に広がってしまった際、オーナーに苦情が寄せられます。
他の店舗に影響を及ぼすほどの臭いを出している飲食店は、しっかり換気をしていなかったり、ダクトのメンテナンスを怠っていたりするケースが多いです。
この場合も、オーナーは店舗と店舗の間に入り、臭いの原因を調査して改善するための対応をしなければいけません。
他の店舗やテナントビル全体に臭いが広がっているという状況は、明らかな契約違反です。
もし臭いに関して無頓着な飲食店が相手であれば、契約に違反しているということを明確に伝え、危機感を持って改善してもらうようにしましょう。
まとめ
店舗から寄せられることが多い苦情に対して、オーナーがどのように対応すべきなのかを解説しました。
迷惑な行為をしている店舗に注意を促すこと、そして各店舗が問題なく経営できる環境を整えることは、テナントビルオーナーの大事な業務です。
店舗から苦情が来ているにも関わらず見て見ぬふりをしていると、後々大きなトラブルに発展し、オーナーの負担がさらに大きくなる可能性もあるので注意しましょう。
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