『テナントビルのオーナーは各店舗に適した面積を把握しよう』
テナントビルのオーナーは、テナントに入れる店舗の業種によって、適した面積が異なることを把握しておきましょう。
今回は具体的な数字を交えながら、各店舗に適した面積がどれくらいなのかについて解説します。
またなぜ各店舗に適した面積を把握する必要があるのかについても、併せて解説しましょう。
テナントビルのオーナーが各店舗に適した面積を把握しておくべき理由
そもそもテナントビルのオーナーは、なぜ各店舗に適した面積を把握しなければいけないのでしょうか?
その理由は、各店舗に適した面積を把握していないと、後々店舗にとって不利益が生まれてしまうためです。
例えば多くの設備を導入する必要がある店舗の場合、面積が狭すぎると設備がテナント内に入りきらない可能性があります。
また面積が狭すぎることによって客席をうまく設置できない場合、その店舗は目標の売上を確保するのが困難になります。
逆に面積が広すぎるとデッドスペースができてしまい、店舗の賃料が割に合わないという状況になることも考えられます。
つまりテナントビルのオーナーは、店舗に不利益が生じないために、各店舗に適したテナントの面積を把握した上で貸し出しを行うべきだということです。
各店舗に適したテナントの面積について
ここからは、各店舗に適したテナントの面積を具体的に解説します。
一般的に、テナントビルに入ることが多いとされる業種における適した面積は以下の通りです。
総合物販
食品スーパー:100~1,000坪
コンビニ:40~80坪
物販(専門店)
ドラッグストア:100~300坪
オフィス用品・文具店:50~200坪
書店:50~200坪
100円ショップ:40~150坪
物販(衣料品)
ファストファッション店:100~300坪
アミューズメント
パチンコ店:100~500坪
カラオケ店:80~100坪
ネットカフェ:50~150坪
サービス
コインランドリー:20~60坪
クリニック:30~100坪
学習塾:30~100坪
飲食
カフェ:20~50坪
ファストフード店:20~50坪
中華料理店:30~100坪
焼肉店:20~50坪
ラーメン店:10~30坪
定食屋:10~30坪
居酒屋:10~70坪
適した面積にバラつきがある業種の場合は、その店舗の特徴などを加味した上で、どれくらいの面積が適正なのかを考えて貸し出しを行うべきでしょう。
まとめ
テナントビルのオーナーが各店舗に適した面積を把握すべき理由、そして各店舗に適したテナントの面積について解説しました。
もしテナントの面積があまりに狭く、貸し出せる店舗が見つからないという場合は、複数のテナントを1つの店舗に貸し出すという方法を検討してみましょう。
また逆に面積が広いテナントの借り手が見つからない場合は、分割して選択肢を広げることをおすすめします。
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