『飲食店の売上を予想するために知っておくべきこととは?』
飲食店を安定して経営するためには、売上を予想しておかなければいけません。
予想よりも売上が高いか低いかで、今後の店舗の戦略を柔軟に変えていく必要があります。
飲食店の売上を予想するにあたって、オーナーさんが知っておくべきこととは一体何なのでしょうか?
飲食店の売上を予想するにはまず目安から
飲食店の売上を予想するには、売上の目安を知る必要があります。
簡単な売上の目安は1坪あたり、あるいは1席あたりで計算しましょう。
店舗の規模1坪あたりの売上は、約8~14万円、1席あたりの売上は約5~9万円を目安にします(いずれも月売上)。
あくまで簡単な目安ではありますが、この目安を知っておくことで自身の店舗の売上が好調なのか、不調なのかがわかります。
ちなみに飲食店における客単価や客席稼働率の設定は、周辺の飲食店を参考にしましょう。
客単価を高く設定しすぎると、当然他の飲食店に顧客が流れやすくなります。
また客席稼働率とは、店舗の席がどれくらいの割合で埋まっているかを表す数字です。
この数字は、周辺で同じ業種を営む飲食店を参考にすれば設定しやすいでしょう。
ちなみに客席稼働率は、飲食店の営業時間を来店者の滞留時間で割ることによって、ある程度の目安が算出できます。
飲食店の売上予想には3つの種類がある
飲食店が売上を予想し、戦略を練りやすくするためには、3種類の売上予想をしておく必要があります。
1つ目は、“通常の売上予想”です。
通常の売上予想とは、経営状況が好調でも不調でもない場合、これだけの売上は上げられるという額を予想することです。
2つ目は、“好調時の売上予想”です。
好調時の売上は、飲食店における目的の売上として予想します。
新しい店舗をオープンさせたら、最初に目指すべき売上額です。
3つ目は、“不調時の売上予想”です。
飲食店の通常の売上を予想しても、必ずその通りになるとは限りません。
したがって、店舗の経営が不調の際、どれくらいまで売上が落ちるのかということも予想しておきましょう。
不調時でも、経営が苦しくならないような資金管理ができれば1番理想です。
そしてそれぞれの売上予想は、店舗を経営していくにあたって見直しを行い、適宜修正していかなくてはいけません。
まとめ
飲食店の売上は、飲食店が経営を続けていくための生命線です。
さまざまな経営状況を予想して対策できるようにしておかなければ、飲食店はあっという間に窮地に追い込まれます。
また好調時の売上予想を高めに設定しておくことは大事ですが、あくまで実現できる可能性のある数字でないと意味がないので注意しておきましょう。
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