『飲食店の禁煙化が進むことでどのような影響があるのか?』
近年飲食店において、全国的に禁煙化の動きが加速しています。
飲食店が全面禁煙になる日も近いと言われていますが、禁煙化がこのまま進むことで飲食店にはどんな影響があるのでしょうか?
また、なぜ飲食店で禁煙化の動きが進んでいるのでしょうか?
飲食店の経営を考えている方に、ぜひ目を通していただきたいと思います。
なぜ飲食店で禁煙化の動きが進んでいるの?
飲食店において、全国的に禁煙化の動きが進んでいる理由はいくつかあります。
1つは、“WHO(世界保健機関)”の影響です。
WHOが公表しているデータによると、G7に参加している先進国の中で、日本は受動喫煙に対する取り組みがもっとも遅れているとされています。
受動喫煙は通常の喫煙よりも害が大きいとまで言われているため、飲食店の禁煙化を勧めることによって、日本人の健康状態を維持することに繋がると言われています。
またもう1つの理由として、東京オリンピックが近々開催されるという理由もあります。
世界各国から人々が集まる大会を開催するにあたって、日本の受動喫煙に対する取り組みの弱さを露呈するわけにはいかないということです。
また単純に、日本人の喫煙率が下がってきているという理由もあります。
つまり喫煙者ではなく、非喫煙者の目線で考えた取り組みをしていく方が、国として正しい方向に進んでいることになるという政府の考えがあるのです。
飲食店の禁煙化が進むと売上はどうなる?
飲食店の禁煙化が進むと、飲食店の売上には影響しないのでしょうか?
ましてやカフェや居酒屋などでは、喫煙する方も非常に多いため、オーナーさんは影響について気になると思います。
結論から言うと、現時点では飲食店の禁煙化が進むことによって、大きく売上が落ち込む心配はないと言えるでしょう。
アメリカ、アルゼンチンなどでは、飲食店の禁煙化が与える売上への影響が調査されています。
それらの調査では、ほとんど売上には増減がないというデータが出ています。
多少売上が低下しているエリアはありますが、偶然のその時期だけ売上が落ち込んでいると説明できるレベルです。
むしろアメリカの調査では、禁煙化することで売上が増加した飲食店も少なくないことが報告されています。
まとめ
飲食店のオーナーさんやこれからオープンさせる予定の方は、飲食店の禁煙化について気になる点が多かったと思います。
ただ先ほども解説したように、日本においては喫煙者の割合がどんどん減ってきています。
したがってオーナーさんは、禁煙化することで大きく売上が落ち込むとは考えなくていいでしょう。
全面禁煙にすれば、これまで来店しづらかった新しい層の顧客も獲得できるかもしれませんので、ポジティブに考えましょう。
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